先進港視察を実施しました

2020年02月12日
事務所内で説明を受ける視察団
近畿臨海防災センター屋上からの視察風景
当協会では、11月22日(金)、23日(土)に、大阪府の堺泉北港及び国土交通省近畿地方整備局港湾空港部近畿臨海防災センター等の視察を行いました。
大阪湾には8つの府営港湾があり、その中でも堺泉北港は、貨物の取扱量が最も多い港です。堺泉北港には、堺・泉北臨海工業地帯が隣接し、エネルギー関連企業等が多く立地していることから、原油やLNG等の取扱いが貨物量の多くを占めています。
公共ふ頭(助松ふ頭)には、中古車の検査や燻蒸施設を設置しているほか、泉大津フェニックス計画による埋立地に広大な中古車のストックヤードの整備が進められ、中古車の輸出台数は国内第3位となっています。大阪府は、港湾運営会社である堺泉北埠頭株式会社とともに、中古車の輸出量の増加に向けて積極的なポートセールスを展開していました。
また、船舶燃料のLNG化を見据えたLNGバンカリング施設の整備等の新たな取組についても視察することができました。

近畿臨海防災センターは、堺泉北港堺2区内に整備された基幹的広域防災拠点の施設で、大規模な災害発生に備え、海水淡水化装置が設置されており、365日24時間体制で運営されています。
センターに併設する広大な緑地は、平常時、オープンスペースとして開放され、合同防災訓練時の啓発活動拠点としても使用されています。災害発生時には、海からの支援物資の受入や広域支援部隊のベースキャンプ地等に使用することとされています。